慢性疾患について>慢性疾患と自律神経の秘密の関係とは？？

慢性疾患と自律神経の関係を説明して行きたいと
思います。自律神経とは交感神経と副交感神経に
分けられる、無意識で働いている神経の事です。
実はこの自律神経と慢性疾患には大きな関係が
あります。自律神経は元々内臓や心臓、血管、発汗、
などを調整しています。しかも、無意識でです。
しかし、この自律神経のバランスが崩れると、
様々な症状や病気に移行して行きます。

この自律神経は実は人間の心や脳と密接に関係
しています。自律神経の支配は脳にある脳幹と
言う部分で調整しています。
しかし、ストレスや悩みで心に負担がかかると、
この自律神経も反応して過度に働いてしまいます。
自律神経の働きは・・・
�@交感神経→働く神経（戦いや運動。仕事をする
時に働く神経で体をハイにさせて、筋肉を緊張
させて、とにかく動けるような体の状態にします。）
�A副交感神経→休む神経（休息や睡眠時に働く神経
です。体を回復させたり、治したりする神経です。）

この自律神経はシーソーのような働きで、両方が
いっぺんに上がることはありません。
つまり、交感神経ばかりが上がっていると、体が
休む暇や回復する時間がなく疲れてしまうのです。
病気や痛みが出た時に交感神経が上がっていると、
回復や改善する働きが出来ないのです。
しかし、交感神経が上がると言うことは、ストレスなど
で上がっているので、心を安らげてあげないと、
副交感神経が上がらないのです。
慢性疾患の多くはストレスが関係していますので、
心のケアをすることも大切なのです。